thesuperchicken’s blog

メキシコで体外受精+着床前スクリーニング

メキシコで体外受精+着床前スクリーニング 一日目・前編

2017年10月2日月曜日。

早朝6時半トロント発の飛行機に家族四人で乗り込み、中央アメリカ屈指のリゾート地、メキシコはカンクンへ到着したのは、午前10時半頃だった。
入国審査を済ませゲートを出てすぐ目に入ったのは、タクシーのカウンター。
生理が始まるはずの予定日より数日早く不正出血が始まっていたために、クリニックから、カンクン到着後すぐに来院するよう連絡がきていた。そのため少し焦っていた私は、脇目も触れずそのカウンターへ。
ダウンタウンにあるそのクリニックまでは580ペソ(約3,500円、距離は16kmほど。殆どボッタクリのような値段と気付いたのは、クリニックでタクシーの相場を教えてもらってからだけど、空港内にはそのタクシー会社しかないので、下調べしなかった自分たちが甘かったのだろう)を先払いと言われるまま支払い、一同タクシーへ乗り込みクリニックへ向かった。

乗車時間はだいたい20〜30分くらいだったろうか。タクシーの窓からヤシの木の仲間のような木がたくさん、次から次へと流れていくのを横目に、ついに来たのかメキシコへ、と思ったのも束の間、病院へ到着した。午前11時過ぎ。

カナダはすでに秋だったので、ジャケット姿で浮いてる私たち家族。それに加えてスーツケースまで引っ張っていて、なんとなく恥ずかしかったけど、現地コーディネーターのエストさん(仮名・英語が堪能。背が高い。他の職員さんたちの中には殆ど話せない人ももちろんいる)が温かく迎えてくれて、少し緊張が解けたのか、ほっとしたのを覚えている。

 

とりあえず、次の予約が終わり次第先生に診てもらえるとのことで、スーツケース等の荷物を置かせてもらい、待合室にて待機することになった。

 

<つづきは後編へ>